
ネットで販売されているED治療薬は半分以上が偽物であると言われています。
今では偽物のレベルも上り、「見た目」だけでは判断できないです。製造元は中東アジアが多く手を変え品を変え偽物を日本に送り続けてきます。
2007年9月・シアリス偽物が発見される
ED治療薬の偽物の中には、異なる成分などが混入していることが殆どです。その為に、通常では起こり得ない健康被害が報告されています。
ネットでの個人輸入によるシアリスは
国内では
- 5mg錠
- 10mg錠
- 20mg錠
の3種類のみが、医師の処方を経て正規品として販売されています。
海外においては
- 2.5mg錠
- 5mg錠
- 10mg錠
- 20mg錠
の4種類が販売されています。
しかしながら2007年9月からシアリスを始めバイアグラもレビトラも偽物が日本で販売開始されるケースが目立ち始めました。
ED治療薬・偽物の実態
国内でED(勃起不全)治療薬を製造・販売している4社は下記の通りです。
- ファイザー株式会社
- バイエル薬品株式会社
- 日本新薬株式会社
- 日本イーライリリー株式会社
は、ED治療薬の実態・注意喚起を目的に4社合同でED治療薬の鑑定調査を実施し結果を公表しています。
- 2015年に日本国内の税関で差し止められた偽造医薬品は、1,030件
- 2005年は僅かに11件
- 10年間で偽物の比率が100倍に増加
- その多くがED治療薬
上記4社の合同調査が行われたのは2009年が初めてです。以降、偽物が目立って日本国内に入ってきたのを受けて7年ぶりの2016年に2度目の調査結果を報告しています。
EDは多くの男性に起こりうる病気で、日本では現在、40歳以上の男性の半数以上が何らかの原因でEDになっていると考えられています。
また潜在的な患者数は近年で激増しており1,130万人に達するとも言われています。ED治療薬の殆どは中東アジアで製造されて日本に輸入されています。
偽物は税関・企業の厳しい監視を、くぐり抜けて個人輸入で入ってくるケースが大半です。
偽物のシアリス
シアリス製造業者のイーライリリー社では「50mg錠」や「100mg錠」の製造・販売をしておりません。
それにも関わらず国内では「50mg錠」や「100mg錠」のシアリスの偽物が多く発見されています。
当然、製品自体が偽物ですから有効成分を含んでいない場合や、表示以外の成分を含んでいる場合があり、予想できない副作用が懸念されています。
ED治療薬ネット購入の問題点
- ファイザー株式会社
- バイエル薬品株式会社
- 日本新薬株式会社、
- 日本イーライリリー株式会社
のED治療薬を正規販売している上記4社は、当然ながら偽物を製造・流通させている企業と、偽物に対しての注意喚起の意味を込めて下記の項目を発表しています。
ネットに出回っているED治療薬には偽物が混じっている可能性があることを9割の人は事前に理解しています。それでも大半の人は「これって偽物かも?」と想いながらも購入しているケースが殆どです。
この原因としては「ネット販売」で購入を検討している人ですから「誰にも相談したくない」との理由が挙げられます。偽物のED治療薬の殆どは正規品よりも価格を落として販売しています。
先ずは製造元が外国(特に中東アジア)で価格が正規品と比較して廉価の場合は購入を控えた方が賢明と言えます。
2007年にED治療薬の偽物が発見されて以降、偽物を製造・販売する会社も精巧な治療薬を作るようになり「見た目」だけでは判断が付かないようなレベルにまで来ています。
偽物治療薬を見破ろうと思うとED治療薬を叩き割り、中の成分を調べる必要があります。ただし、そこまでしても普通の人間の場合、成分の比率などは判明出来ません。
75%の人が「偽物かも?」と想いながらも購入している現状が今のED治療薬の現状です。また、偽物を製造・販売会社には、見事に、その隙間を突かれていることにもなります。
ED治療薬をネットで購入する人は誰にも相談せずに自己判断で購入しています。購入するまでには色々とネットで調べて購入していますから「自分が購入したED治療薬は本物である」と想いこんでいる可能性が高いです。
しかしながら、ここに大きな落とし穴があります。現在のED治療薬の偽物のレベルは各段に上っていて専門病院の医師でもED治療薬を叩き割り、中の成分を見ないと判断できないケースが殆どです。
逆に言うと「外見」だけで「偽物」と判断できるレベルの偽物は殆どない…レベルまで来ています。
ED治療薬ネットは危険すぎる
私、トオルの周りでもED治療薬をネット注文している人は依然として多いです。最終的には自己判断に、なるのですが殆どの人は「勃起効果が見られない」ばかりか「頭痛・動悸」などの副作用が目立ちます。
また副作用が出ても家族・彼女にバレルのが怖くて放置しておくケースも多いです。
今、ED治療薬で偽物の恰好のターゲットとなっているのは日本です。日本人は慎重だと言われていますが、ED治療薬のネット購入に関しては、それは当てはまりません。
偽物は何回も手を変え品を変え、格好のターゲットである日本を攻めてきます。
偽物は当然、淘汰されますが淘汰される前に「会社名」も変えて次のED治療薬の偽物を製造・販売する…。まさにイタチの追い掛けごっこの状態が今の日本の状態です。
先ずは、この認識を持っている以上は日本で偽物は無くなりません。
極論ですが
ネット販売の中にED治療薬の正規品は無い!
との想いが必要です。
そしてネットではED治療薬は購入しない。
どうしてもED治療薬を手に入れたい場合は専門病院に相談する。
ここまでの強い決意・注意深さを持ってED治療薬購入には気を付けるべきです。